「どんな音がする?」・・・そう聞くと、耳に可愛く手を当てて「ゴーって森から聞こえる」「ぴちゃぴちゃ音がする」「ぴーぽー、ぴーぽー、もう一回」「ぱきぱきって音がする」・・・子ども達は聞こえた音に耳を傾け、その音を言葉でたくさん表現してくれました。

 今日の講座は、「音を聞こう 音を感じよう ~感性とこどもの育ち~」というタイトルで、講師は音楽の福西先生でした。心配していた雨も上がり親子で屋外に音探検に出かけると、子ども達を待ち受けていたのは・・・大きな水たまり!さっそく、中へぴちゃぴちゃと入って行きました。水の跳ねる音、水の抵抗などを存分に体感しているようでした。また、周りから聞こえてくるたくさんの音や落ち葉を踏んだ時の音にも、敏感に耳を傾けていました。

 「水たまりに子どもが入ると大人はぬれることを気にしますが、子ども達は音や水の動きなどを体で感じ、経験を積み重ねて自分を表現する力を身に付けていっているのです。そう思うと、水にぬれても、少し気が楽になりますね」と、福西先生が話されていました。五感で感じるたくさんの経験の積み重ねが、人との関わりにつながっていくということです。私たち大人は、子どもの感性が育つ環境を大切に守っていかなければならないと感じます。

  

1024日(月) 学校閉鎖のため、ひろばはお休みです。
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